タイハクオウムの飼育情報ファイル
🕊タイハクオウムは どんな🐥鳥? タイハクオウムの飼育情報です。
♂男の仔
鳥の体長、体重
体長 43㎝前後 体重 ♂ 男の仔500〜650g ♀女の仔430〜550g 前後。
主なブリーダーの産地
生息地域はインドネシア モルッカ諸島周辺。日本で販売されている仔達はシンガポール、フィリピン、ベルギーのブリーダー産が多いです。国内のブリ ーダー産はとても希少です。お迎えする際は、貴重で高価な鳥でもあり、どこの国のどのようなブリー ダー産であるのか、確認されることはとても重要なことだと思います。
♂男の仔 ♀女の仔
種類
亜種はありません。アイリンクが青く、トサカの一部が黄色いルリメタイハクオウムは別種となります。
現状の個体数について
毎年確実に減少しており、入手が難しく、日本への輸入数は現在、年間数十羽程度です。よってお値段も10〜20%%程度上昇しているところが多いか思います。原産地から勘案すれば、オオバタンのように国際希少動物 CITES I類に格上げされるのも、そう遠い未来ではないかもしれません。
特徴、性格
♂男の仔、♀女の仔で性格はかなり異なります。共通点は、とても人懐っこく、カキカキ等スキンシップを好みます。
♂男の仔
とてもアクティブ、わんぱくで、いたずら好きの仔が多いです。放鳥時、少しでも目を離すと、瞬く間に家具等破壊されます。また好奇心が旺盛で、様々な物を噛んだり、触れたりし、学習して知恵もついてきます。そうなるとなかなか手を焼かす仔も多いと思いますが、それがある意味 醍醐味でもあり、このダイナミックで個性溢れるオウムの大きな魅力でもあります。
♀女の仔
とても穏やかで、温厚な仔が多いです。おとなしく、あまり動かず、腕に止まったまま静かにスキンシップを好む仔もおります。噛む力も男の仔より、弱いですし、大型鳥を初めてお迎えする方には、女の仔の方が躾やお世話も容易で、お勧めかもしれません。
♀女の仔
♀女の仔
お喋り ★★★☆☆
それ程 上手ではありませんが、簡単な言葉を数語 話せる仔が多いです。
スキンシップ ★★★★★
スキンシップを好む仔が多いです。
鳴き声の大きさ ★★★★☆
大型の白色オウムの中では声量は大きいです。但し、鳴く頻度は高くないです。
噛む力 ★★★★★
嘴も大きく、噛む力は強いですが、幼鳥時からしっかり噛ませないよう躾をすれば、強く噛むことはありません。
脂粉量 ★★★★★
かなり多いです。
体臭
ほとんど感じません。
集合住宅で飼育可能か?
住宅の構造、位置にも影響しますが、防音対策として、アクリルケースを使用すれば、対応できる場合もあります。
寿命
約20〜40年前後ですので、場合によっては、2世代でお世話をする必要があります。
食事
無着色の海外🇺🇸ペレットを中心に、カラーペレット、低脂質のシードを加えても良いと思います。
病気へのケア
比較的丈夫で、日本の気候によく適応できます。感染症については他の白色オウム同様、ボルナウイルス、PBFD感染症の検査は必須だと思います。
躾、訓練について
タイハクオウムに限らず、大型鳥の躾において、一番大切なことは、噛む癖をいかにつけさせないかだと思います。幼鳥時から、嘴を指で触らないように心がけ、また鳥に人の体を噛ませることを覚えさせないことが重要です。甘噛みでも手を噛もうとしたら、「ダメ、ダメ」と声をかけながら、手をかわすことを継続的に行えば、飼い主を攻撃することはなくなると思います。
魅力について
スキンシップがとり易いこと、しっかり躾すれば、噛まれることもなく、非常に安心して鳥と接することができます。♂男の仔はやんちゃ、♀女の仔は穏やかで性別、個体によって、個性溢れる鳥です。ある意味、白色オウムの素晴らしさをわかり易く、私達に教えてくれる優れた大型鳥だと思います。
♂男の仔
飼いやすさ ★★☆☆☆
鳴き声の大きさ、躾も考えると、決して飼育し易い鳥とはいえませんので、よく熟慮されていただきたいと思います。
また当店のインコ、オウム飼育情報vol.1 モモイロインコの飼育情報は「 こちら 」をご覧下さい。
(今まで多くのタイハクオウムをお世話して参りました店主の主観による記述が多いですが、ご参考になれば幸いです🙇♂️ 2019/10/19、2023/3/23 加筆)