モモイロインコの飼育情報ファイル
🕊モモイロインコ はどんな🐥鳥? モモイロインコの飼育情報です。
モモイロインコ ノーマルの男の仔
鳥の体長、体重
体長 33㎝前後 体重 ♂ 男の仔260〜350g ♀女の仔250〜320g 前後。
主なブリーダーの産地
生息地域は🇦🇺オーストラリア全域。🇦🇺は鳥の輸出を禁止している為、日本で販売されている仔達はNZ、ベルギーのブリーダー産が殆どであり、東南アジア、国内産は非常に少ないです。
種類
基亜種の他に亜種が2種類おります。また色変わりとして、希少なルチノーがおり、羽がホワイト、足が肌色、目がルビーアイでとても綺麗です。
ノーマルの女の仔、 羽と足の色がグレーです。
現状の個体数について
他の白色オウム程ではありませんが、毎年減少傾向にあります。よってお値段も5〜10%程度上昇しているところが多いか思います。またルチノーは国内で年間、数羽程度の輸入数です。
ルチノーの男の仔、女の仔、羽の色がホワイト、足は肌色です。
特徴、性格
比較的 人懐っこく、カキカキ等スキンシップを好む仔が多いです。鳩のように素早く活動し、様々なものを嘴で物色するのが大好きで、エネルギッシュな仔が多いです。但し 臆病な面もあり、ちょっとした素早い人の動きや見慣れないものが急に近づくと非常に怯えたり、パニックになることもありますので注意が必要です。
性別の違いによる特徴
一般的に大型インコ、オウムと同様、男の仔はアクティブでやんちゃな仔が多く、女の仔は穏やかで優しい仔が多い傾向にあるかと思います。但し、そこに各々の個性が加わりますので、大人しい男の仔もいれば、おてんばな女の仔もおり、奥深いです。また大型鳥は小型鳥のように発情しにくいですので、女の仔の発情による産卵、それに伴う病気のリスクを過度に心配される必要はないかと今までの飼養経験から感じております。
アクティブに活動するルチノーの女の仔、興奮するとこのように鳴きます。
お喋り ★★☆☆☆
上手ではありませんが、簡単な言葉を数語 話せる仔が多いです。
スキンシップ ★★★★☆
飼い主に対しては、スキンシップを好む仔が多いです。
鳴き声の大きさ ★★★☆☆
大型の白色オウムの中では声量は大きくないですが、甲高く、鳴く頻度も高いです。
噛む力 ★★★☆☆
白色オウムの中では嘴も小さく、弱い方ですが、しつこく噛む仔が多いので、噛み癖をつけさせないことが重要です。
脂粉量 ★★★★☆
結構多いです。
体臭
体臭はローズのようなほのかな甘みを感じる匂いであり、とても癒されます。
集合住宅で飼育可能か?
住宅の構造、位置にも影響しますが、防音対策として、アクリルケースを使用すれば十分対応できるかと思います。
寿命
約20〜40年前後ですので、場合によっては、2世代でお世話をする必要があります。
食事
無着色の海外🇺🇸ペレットを中心に、カラーペレット、低脂質のシードを加えても良いと思います。太り易いので、高脂質のシードは控えた方が無難です。
病気へのケア
比較的丈夫で、日本の気候によく適応できます。感染症については他の白色オウム同様、ボルナウイルス、PBFDの検査は必須だと思います。鳥ボルナウイルスについてはこちらを鳥ボルナウイルス をご覧願います。
躾、訓練について
噛む癖をいかにつけさせないかがとても重要です。まずしつこく噛もうとすることは習性だと考え、その中でいかに「噛もうとする回数を減らす」「強く噛ませないこと」に主眼をおくべきだと思います。基本は手を噛もうしたら、兎に角かわして、「手を噛ませない、手を噛む行為を覚えさせない」この反復訓練が効果的です。躾は他の白色オウムのように神経質に対応しなくてはならない場面は少ないですし、また問題行動 (呼び鳴き、攻撃的な噛みつき、毛引き等) は発生しにくい種類だと感じます。
魅力について
まず第一に身体の色が🌸ピンクであり、仕草もとても愛くるしいです。躾も他の白色オウムより、手が掛かりません。中型インコをそのまま大きくしたイメージでしょうか。大型鳥 飼養における入門鳥としても、おススメです。
とても人懐っこいノーマルの男の仔
飼いやすさ ★★★★★
大型インコ、オウムの中では、とても飼いやすい種類のひとつです。
また当店の飼育情報vol.2「タイハクオウムの飼育情報」は「 こちら 」に掲載しておりますので、ご興味がございましたら、ご覧願います。
(店主の主観による記述が多いですが、ご参考になれば幸いです🙇♂️ 2019/4/7、2023/3/23 加筆)